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☆キマキマ☆さま宅カルシーちゃんお借りしました、
ご本人様のみお好きにどうぞ!**



暖かいお日様の光が、ぽかぽかと少女を包んでいた
しゃがみ込んだ足もとに生えている草をプチプチ抜いてみたりしながら、カルシ―はぼんやりと空を見上げているだけで動かない
青い空、白い雲、心地よい天気、眠たくなっちゃいそう。
カルシ―はふわあ、とあくびを一つしてみて、そのままごろんと小さな体を草原に投げだした

彼女は今日をちょっぴり特別な日にしようと思っていた
いつもと変わらない毎日とは違う、ちょっぴりだけ特別な日
サプライズ好きのカルシ―が満足するような、ドキドキしてわくわくする日。

…まだ内容は決まってないけど、と彼女は一人空に向かって顔をしかめる
そして、そんな特別な日には隣にいてくれる誰かさんが必要で、
こうやって一人で空を眺めているだけじゃ全然面白くもないんだってこと、彼女にも判ってはいるのだけれど。

お日様は暖かく彼女を照らすだけで相談相手にはなってくれない
それでもその心地よさと鼻先をかすめる涼しげな風に、カルシ―は大きく息を吸って目を閉じた

「カルシ―ちゃん」

びくり、突然呼ばれた自分の名前に驚いて目を瞬かせると、
ゆるゆると見慣れた笑顔を浮かべる少年の顔がカルシ―をのぞきこんでいるところだった

「お昼寝してるの?」
「鯉壱!」

がばあっ!という効果音が似合うほどの勢いで起き上がった少女は、
小首をかしげて疑問符を飛ばす少年を見つめてから、漸く自分の頬も綻んでいることに気がついた
鯉壱、いいところに!!、そう言って彼に抱きついてしまいたいぐらいこの偶然の出会いが彼女には嬉しかったのだが、
そこは事情の分からない鯉壱をもっと悩ませることになりそうだから自重しておくことにする

「鯉壱に会いたかったぁ!!カルね、今一人ぼっちは嫌だなって思ってたとこなの!!」
「ほんとに?じゃあ僕、カルシ―ちゃんを見つけられてよかったよ」

そう言いながら彼女の隣に座り込んだ鯉壱にカルシ―はその可愛らしい顔いっぱいに眩しいぐらいの笑顔を浮かべて見せるから、
カルシ―ちゃん今日も元気だなぁ、鯉壱が思った言葉は声にはならなくても、自然と彼女への笑顔に変わっていく
少年は、カルシ―の日常を特別にする「隣に座る誰かさん」の配役に自分がおさまったことなんてちっとも知らずに、
何を言う訳でもなくのんびりと空を見上げるだけだった

「カルね、今日を特別な日にしたいの」

ぽつりとそう言う隣の少女に鯉壱はただ笑ってみせて、
なによ、と顔を赤くしたカルシ―の声に小さく首を横に振った

「カルシ―ちゃんって、ほんとにサプライズが好きだね」
「楽しいことがあったほうがいいでしょ!でも、鯉壱のミルクティー好きには負けちゃうよ」

特別な日の「誰かさん」は「紅茶が大好きな男の子」に決まる
正確に言えば歳はもう青年だけど、身長差1cmのその体系からは男の子と言わざるを得ないよなぁ、
とカルシ―は彼につられて空を見上げながらぼんやりと考えた

身長はほぼ一緒でその目線こそ近いけれど、カルシーと鯉壱には共通点は全くない
鯉壱が大好きなミルクティーだって、カルは特別大好きってわけじゃあないし。
浴びるみたいに飲んじゃう鯉壱はちょっと異常かも、なんて考えたりしてみるわけで。
それでも、なんだかそのゆるい笑顔を見ていると、なんとなくあったかいものがじわじわ感染して行くような気がして、
彼の、鯉壱のそばは何となく居心地がいい、
嬉しいような、くすぐったいような、そしてやっぱり、ちょっぴり怖い気もする

「でもさぁ、僕はもう特別だと思うけどなぁ」

空を見上げていた鯉壱がふいに口を開いて、カルシ―は彼の顔を見つめた
彼女のキョトンとした表情に、鯉壱がくすくすと笑顔を浮かべる

「こうやって空を見上げてぼんやりしてさ、それだけじゃつまんないかもしれないけど、隣にカルシ―ちゃんがいれば、僕にとってはそのぼんやりさえ特別になるんだ」

きっと、特別ってそういうちっちゃい事でもいいんじゃないかな、ね?
付け加えるように呟いた、鯉壱の言葉がじんわりカルシ―の胸に沁み込んでいく
彼の笑顔はいつもの通り、見慣れたあのゆるい笑顔で、何も特別なわけじゃないハズなのに、
それでもカルシ―には彼の言いたいことがなんとなく分かった気がして

「僕はこの日を野原で青空を見上げる日って名前にするよ。毎年こうやって何もしないで空を見る」
「あはは、なにそれ、特別だね」

屈託のない笑顔を浮かべるカルシ―に、鯉壱もつられて笑いだす
カルシ―がちぎっていた足元の草に埋もれて、小さなクローバーが風に揺れていた





スペシャルサプライズをきみに

(きみのとなりにいてあげる)




***
可愛くって元気なカルシーちゃん、サプライズ好きということで、楽しいことないかな~?と素敵なことを見つけるために走りまわっているようなかわいらしい印象を受けました^^** うちののんびりやの鯉壱はアグレッシブなキャラではないのですが、ほのぼのした二人が野原にちょこんと座っておしゃべりしていてくれたら和むなァ…!´///` という勝手な妄想でお話が出来上がりました!( 友達思いで屈託のないカルシーちゃんの笑顔の描写、かくたびにドキドキしていたのは秘密です…!!! よろしければお持ち帰りください:) カルシーちゃんお疲れさまでした、☆キマキマ☆さま、すてきなモデルさんをどうもありがとうございました!! また機会がありましたら宜しくお願いします:D



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ありがとうございました!

コメントここで大丈夫でしょうか…;
まずかったら消去してくださいませ><
その時は指定の場所に
また改めてコメントさせていただきます!

まずはうちの子を使ってくださって
ありがとうございました>//<
そしてこんなに素敵な小説を・・・!
本当にありがとうございます///はわわ…!

なんというかもう
私の中のカルシーと
書いてくださったカルシーが
ドッキングしすぎて嬉しすぎました!!(謎
読んでいる間終始ニヤニヤしてしまいました…!
笑顔の二人がかわいすぎてもう…(吐血

こちらこそまた機会があれば
ぜひよろしくお願いいたします^//^
うちの子はもういくらでも何処へでも
連れ出してやってくださいませ!

あ、あとうちの子の設定ページに
鯉壱くんをお友達、と書き記すことは
可能でしょうか…?
お友達募集企画とかではないから
まずいでしょうか…?;
お返事頂けるととてもうれしいです><
あ、それと可能な場合、
リンクも貼りたいなーとか
思っっちゃっているのですが…
(あつかましくてごめんなさい!!!)
その際どこにつなげればいいかよくわからなくて…;
場所も教えていただけると本当にありがたいです。
ぜひカルシーとこれからも仲良くし(ry

では、乱文失礼いたしました><
お返事をいただくようなコメントで
すみません;;


☆キマキマ☆ 0514 2207 ( Sat ) edit
Re:☆キマキマ☆さま
コメント有難う御座いました!
お話気にいって頂けたようでとっても嬉しいです///*

質問の方ですが、☆キマキマ☆さまからご応募いただいた時には関係募集ではないとはっきり明記していなかったので混乱を招いてしまったと思います、申し訳ありませんでした…!
今回は関係募集の企画ではありません、が、うちの子は基本的にお友達は常時歓迎状態ですので喜んで記載をお願いしたく思います!:)
鯉壱は基本的に押されると弱いタイプです、きっとカルシーちゃんのことも気に入っていると思いますので、宜しければ今後ともお友達として仲よくしてやって頂けると嬉しいです^///^

リンクまで、うわわありがとうございます!
お手数ですが、本拠地サイト、http://risapoharupo.bake-neko.net/ につないでやってくださいませ…!!
折り返しカルシーちゃんの設定ページにリンク繋げさせて頂きますね!´∀`*

何から何まで嬉しいお言葉有難う御座いました**
今後とも鯉壱をよろしくお願いします!!
睡蓮 0515 0130 ( Sun )
お返事ありがとうございました*

遅くなってしまい申し訳ありません;;

はわわ・・・嬉しいお返事ありがとうございます><
失礼な申し出だったかなあと心配していたのですが・・・
承諾を頂けて嬉しい限りです>//<

表記とリンクさせていただきましたので
ご報告させていただきます!
こちらこそ仲良くしてやってください・・・!
それでは失礼いたします。


☆キマキマ☆ 0521 1427 ( Sat ) edit
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